(3日目)
津和野を歩いて、山陰を横断
浜田の朝。昨日は街をたっぷり歩いたので、朝は少しゆっくり。朝食を食べて出発準備をしたら、駅へ向かう。
今日の目的地は津和野。浜田から特急スーパーおきに乗って、津和野へ向かう。車窓には山陰らしい海や山の景色が続いて、列車に乗っている時間そのものも旅の楽しみ。津和野駅に着くと、どこか懐かしい雰囲気の町が迎えてくれる。
まずは太皷谷稲成神社へ。山の上にある神社までは、赤い鳥居が連なる参道を登っていく。伏見稲荷を思わせるような鳥居がずっと続いていて、思ったよりも歩く。「結構しんどいなぁ……」と思いながらも、こういう道を見ると、とりあえず登ってみたくなる。
上まで登ると、津和野の町を見渡す景色が広がっていた。少し休んだら、今度は町の中へ。
津和野は城下町らしい古い町並みが残っていて、掘割の水路には鯉が泳いでいる。白壁の建物や昔ながらのお店が並ぶ通りを歩いていると、時間がゆっくり流れているように感じる。カトリック津和野教会にも立ち寄ってみる。神社の赤い鳥居から、教会の洋風の建物へ。ひとつの町の中に、いろんな文化や歴史が残っているのが面白い。
お土産屋さんをのぞいたり、津和野ならではのお菓子を見つけたりしながら歩いていると、あっという間に時間が過ぎていく。「津和野、思ってたより歩くところいっぱいあるやん。」もっと時間をかけて歩いてみたい気もするけれど、今日はここから米子まで戻らないといけない。
駅へ戻り、再びスーパーおきに乗車。ここからは帰りの列車の時間も旅の一部。窓の外を流れていく山陰の風景を眺めながら、ゆっくり東へ向かう。津和野で歩いたあとの列車は、ちょうどいい休憩時間にもなる。米子まで戻ってきたら、駅で少し休憩。お土産や駅弁などを見ながら、最後の買い物をする。
そして、やくもに乗り換えて岡山へ。岡山から新幹線に乗り換えれば、あとは西明石まで帰るだけ。3日間の山陰旅も、いよいよ終わり。
松江から始まって、出雲大社、浜田、津和野。いろんな町を歩いて、いろんな景色を見て、最後は列車に揺られながら帰ってきた。「また、どこか歩きに行きたいな。」そんなことを思いながら、今回の旅を終えた。

松江、出雲、浜田、津和野。それぞれ雰囲気が全然違う町やったけど、どこも歩いてみると面白かった。列車で移動する行程が多くなったけど、列車でその町まで行って、降りて、実際に歩いてみる。そうすると、ガイドブックで見ていた景色とは違う、その町の日常が見えてくる気がする。温泉でゆっくりしたり、美味しいものを食べたり、気になるお店をのぞいたり。そんなふうに、自分のペースで楽しめた3日間。山陰って、まだまだ歩いてみたい町がいっぱいありそう。次はどこへ行こうかな?
Vol.3 九州の高原を巡る旅< >Vol.5 富山の古い街をめぐる2日間 |