ウインドトリップ・ネット 青春18きっぷの活用法 非オタケ系汽車旅研究所 街からのアクセス時刻表 旅風里美の旅スタイル ともひろとみくの旅スタイル
緑原みくの青春18きっぷの活用法

鉄路の続く先へ

 青春18きっぷは、全国のJR普通列車や快速列車に乗ることができるフリーきっぷです。名前に「18」とありますが、年齢制限はありません。学生でも社会人でも、誰でも利用できます。昔は「どこまで行けるか」に挑戦する人も多かったけれど、今は少し違います。気になっていた街へ行く。海を見に行く。カフェで過ごす。知らない駅で降りてみる。そんな自由な使い方ができるのが、このきっぷの魅力です。

 普通列車だけだから時間はかかります。でも、そのぶん車窓の景色や街の変化をゆっくり感じられます。目的地を決めすぎなくても大丈夫。まずは列車に乗ってみることから旅は始まります。

はじめての18きっぷ

 「旅をしてみたいけれど、どこへ行けばいいかわからない。」そんな人は、まず日帰りから始めてみましょう。例えば関西なら、
   倉敷・尾道・姫路・近江八幡・彦根
など、普通列車だけでも十分行ける場所があります。

 朝に出発して、街を歩いて、気になるお店に入ってみる。写真を撮ったり、本屋をのぞいたり、カフェで休憩したり。観光名所を全部回らなくても大丈夫です。自分のペースで過ごすだけでも、立派な旅になります。

少し遠くへ

 慣れてきたら、宿泊を組み合わせた旅もおすすめです。朝から列車を乗り継いで、
   山陽の海沿い・中国山地の町・北陸の港町・四国のローカル線沿線
などへ出かけてみましょう。

 途中で気になった駅があれば降りてみる。予定を少し変えてみる。そんな自由さも青春18きっぷの楽しみ方です。スマートフォンで時刻を調べられるので、昔ほど難しく考える必要はありません。

自分だけのルートを見つける

 旅に慣れてくると、「行き先」より「どう行くか」が面白くなってきます。海沿いを走る路線。山あいの小さな駅。一日に数本しか列車が来ないローカル線。観光地ではないけれど、なぜか気になる街。そんな場所をつないで、自分だけのルートを作るのも18きっぷの魅力です。

 ただし、本数の少ない路線では乗り遅れると次の列車まで数時間待ちになることもあります。特に中国山地や山陰の一部区間では、本数が少ない路線もあります。出発前に時刻を確認しておくと安心です。

みくのひとこと

 旅に出る理由は特別じゃなくてもいいと思う。少し疲れたから。海が見たくなったから。知らない街を歩いてみたくなったから。

 そんな気持ちだけで十分。行き先を決めすぎないほうが、思いがけない景色に出会えることもあります。青春18きっぷは、遠くへ行くためのきっぷというより、いつもと違う一日を見つけるためのきっぷなのかもしれません。

 

高峰智弘の青春18きっぷの活用法

鉄路の続く限り旅は続く

 フリー切符の中で全国で使えるのがこの「青春18きっぷ」で、もともと18歳から旅に出ることを目的に発売されたものだが、年齢制限はないので、若い世代だけでなく、年配の人に利用が多い。

 それでも、だいたい18歳ぐらいに気まぐれにあちこち旅をすれば、20代にして旅の達人になれるので、学校の休みに入ったら、ちょっと旅に出るといい。

 この切符、5日通しで12050円、1回あたり2410円。だいたい大阪から倉敷までの普通運賃と同じぐらい。3日通しで10000円。と言うことは、倉敷を散策に行くだけで十分にお得なTRIPとなる。これを使わない手はない。

 新幹線や特急・急行・グリーン車指定は乗車券として利用できないので、その区間だけは運賃も必要になってくる。また、自動改札対応になったことで、通しでしか変えないようになった。一方、指定席は利用できるので、快速の指定席の指定券を買えば、ゆっくり楽しむこともできる。

 さて、ではこの切符、どう使いこなすか?

初級クラス

 まずは、手軽に旅に出てみるといい。知らないところは不安がいっぱいだけど、一度旅するとその楽しみがわかるはず。まずは、近くの駅から電車の本数が多い所を巡ってみるのがいい。東海道・山陽線は本数が多いので安心だ。

 コツは朝に出て昼頃から引き返し始めるのがいい。始発で出発した場合は、帰り着く時間の中間点で戻ってくると間違いがない。昼前までに行ける所まで行って、帰りはあちこち散策するというやり方もある。

 3連休のときしか使えないけど、いろいろ近場を旅するといい。

中級クラス

 中級レベルになると1日でどこまで行けるか。時刻表片手に挑戦してみよう。関西から西へは、津山・新見などの中国山地の町、尾道や呉など瀬戸内の街。東へは、下呂温泉や恵那、佐久間あたりまで行くと、その日のうちに帰って来れる。

 途始発で出発して、本数の少ない区間は特急や新幹線を効率的に使って、終電で帰ってくる手もある。また、行けるところまで行って、そこで宿泊するのもいい。

 1日で回れるところをあちこち回るのもいい。

上級者クラス

 青春18きっぷで特急や新幹線には乗れない。そんなわけで特急や新幹線に乗るときは乗車券と特急券を買わなければならない。その特急区間をどれだけ効率よく使うかがうまく旅するコツ。特に列車本数が少ない区間を特急でやりすごすことで、行動範囲が広がることがある。ここは知恵の使いどころだ。

 そして、上級クラスならぜひ行ってみたいのが、秘境の旅。中国山地の秘境エリアは、観光地化されていないよさがあちこちにある。観光客も雑踏もない場所を静かに楽しむのも旅の楽しみと言える。

 その秘境エリアがなぜ上級者向きなのか?それは列車本数。1日に3本しかないところが多い。静寂の秘境奥出雲など中国山地の区間は乗り遅れたら一巻の終わりなんて時刻だ。次の列車まで半日なんてところもある。そのために旅慣れていない人にはあまりお薦めできない。

 また、時刻表を注意深く調べないと、接続がなかったりするので、あらかじめ下調べをしておかないと大変なことになる。また、朝いちしか列車がないなんてこともあるので、宿泊先も考えて、都合のいい場所に宿泊しよう。


Navigated Tomohiro Takamine & Miku Midorihara Created by 創作工房Factory8