非オタ系汽車旅研究所
Vol.6 北陸新幹線で旅はどう変わるか
 
 2015年3月に北陸新幹線長野〜金沢間開業。新幹線で旅はどう変わるか?
 メリットとデメリットを考えながら新しい旅の形を考えなくてはならなくなっている。
蒸気機関車<<夜行列車<<ローカル線<<空気感<<ヲタクと一般人<コズ☆シド編<
>>クルーズトレイン>>夜行バスに負担押し付けるJR>>JR北海道問題が示す鉄道のあり方>>新しい長距離列車でなにが変わるか
 
 
さとみ旅風さとみ サイト管理者。別名「風のように旅する男」他はまだ謎。 ともひろ ひとり旅のエキスパート。いかに無駄な努力のない旅を楽しめるか組み立てながら旅を楽しむ。冬はスキー三昧。 みく 遠出はつきあい程度。もっぱら近場の小旅行が多い。興味はむしろ冬のスノーボード?
さとみ 今回から新しく非オタ系汽車旅研究所所長となった「風のように旅する男」旅風さとみです。

今回は北陸新幹線開業と言うことで、便利になる面や不便になる面などを議論して行きたいと思います。
みく さとみってことは出版業界人?

ファンシィトリップネットは関西発のサイトだから、北陸新幹線開業と言ってもあまり関係ないんじゃない?
ともひろ 逆に不便になってるよ。青春18きっぷ使う場合は津幡から先へは行けない。

去年、行った時は高岡まで行って城端まで旅したことあったな。津幡〜高岡間は別料金になるから、それもできなくなる。
さとみ 確かに鈍行旅に関しては不便になったと言える。これは九州の鹿児島本線にも言えることだけど、新幹線が開業すると並行在来線は第三セクター化されるんで、当然従来のJRのサービスがなくなる。

整備新幹線の一つの問題点とも言える。
みく 新幹線が開業するたびに在来線が不便になるのはたまらないよなー。
ともひろ 肥薩おれんじ鉄道で八代から出水まで行った時には沿線住民が不便になったと文句言ってたよな。

確かに日奈久や阿久根、それに水俣も今まで特急で移動できたものが普通列車しかないわけだから文句も出るわな。

それで阿久根市は竹原市長の問題が出てしまった。
さとみ 北陸の特長を掴んでみると、あながち北陸新幹線が問題あるわけでもない。

金沢を分水嶺として東は東京、西は大阪へ向かっていると言う流れがある。そのため、現在の東京〜金沢間の開業は関東〜北陸を行き来する人たちにとっては待望とも言える。

そういう意味では現在の状況が現実に合っていると言えるのではないだろうか。
みく それでも、関西からは便利にはならないよね。逆に富山まで1本で行けたのに、今は乗り換えなければならない。

北陸が東京の方に向いてしまうと言う危機感を関西財界は持っている。大阪まで早く通してくれと要望も多い。
ともひろ 北陸新幹線の運行で今まで夜のうちに直江津やその先に行くのが便利だったのに、なんでもかんでも新幹線で行けと言うのは無茶な感じもする。 日本間縦貫のトワイライトも今はツアー用に使われてるらしいし。
さとみ 北陸線はJR西日本にとって問題もある部分もあるようだ。 富山から先は電車寝台を改良した列車を使ってるし、「きたぐに」が廃止されたように電車が老朽化している。

それで金沢以遠は切り離して車両を調達できるようにしてる部分もあると思う。

ただ、新幹線を軸にダイヤを組んでいるだけに、いかにそれをうまく利用するかと言う部分も必要になってくる。今までは夜行で接続駅まで行って、そこから乗り換えて各地へと言うパターンだったけど、そういったことができない。そうなると新幹線でどこまで行って、そこからと言う旅の組み方も必要になる。

そもそも夜行列車の利用自体がなくなってしまったことで新車を投入することも費用対効果が期待できないって部分もある。旅する側にもいろいろ問題があったのではないだろうか。
 
 

=北陸新幹線ちょっとメモ=

周波数

北陸新幹線は50Hzと60Hzの両方に対応している。これは東京電力と東北電力が50Hz、中部電力が60Hzということで、軽井沢までは50Hz、そこから60Hzに変わり、新潟県内は50Hzで富山県に入ると60Hzと言うように周波数が頻繁に変わると言う特長を持っている。

フェラーリのデザイナーが作った列車

北陸新幹線のW7系E7系は「イタリア人以外で始めてフェラーリをデザインした男」と言われる奥山清行氏によるデザイン。車両自体は東北新幹線に近い感じで、普通車は5列でグランクラスと言う最上級の座席もある。

北越急行の逆襲は…

北陸新幹線開業で役目を終えた北越急行の特急「はくたか」は廃止になり、単なるローカル鉄道となった北越急行。しかし、直江津へは時間と料金の両方で優位になるため、上越新幹線に接続した快速列車を運行中。最速は超快速「スノーラビット」。

北陸線がディーゼル列車になったわけ

えちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインはディーゼル列車の運行となってしまった。考えてみると、信越線も北越急行も直流電車。1両ユニットの交直流電車が製造できない問題があったのか。そう言えば、敦賀まで直流化される前には湖西線でディーゼル列車が走っていたこともあった。交流と直流が交差する所に電車を走らせるのは難しいのか。