高峰智弘の気まぐれ旅日記
3月13日
Vol.1 伊那路ブラリ
第1回は、伊那路へ向かう飯田線沿線を旅する。
飛騨路や木曽路と並ぶ渓谷美が見どころ。 次は山陽路

早朝の大阪駅を出発

 時刻表調べると、始発の電車で行かないと間に合わない感じで京都行きの始発に乗る。京都からは米原行きの普通に乗り換え。新快速と同じ車両で、ゆっくり米原までの旅を楽しむ。どちらかと言うと、疲れて眠る方だけど。

 米原で大垣行きに乗り換え。ここは起きておかないと乗り過ごす恐れあり。そして大垣で朝食を調達しないと、飯にありつけないことになる。

 関ヶ原は急な下り坂になっているので、坂を上るための別の線があるが、最近はほとんど電車で繋ぐので、そんなに利用がないかも。以前、急行たかやまがこの線を走っていた。非力なディーゼル車にとってこの坂を登るのは至難の技とも言える。

 大垣に着くとコンビニ探そうとするが、近くになさそうで、しかも時間も15分ぐらいしかないので、駅構内のヴィエ・ド・フランスでシーザードッグを買う。あとは豊橋まで寝るなり何なりな感じで、さすらう。

東海の風景

 名古屋を過ぎると、街並が切れたりつながったりする。田舎でもなく都会でもない風景は、瀬戸内と似ている。岐阜からはどんどん街中を突っ切るようだ。新快速がない時間帯、特別快速で豊橋まで行く。岡崎までは山が見えない平野部を走る。

 ちょうど濃尾平野の海よりなので山が見えないのだろう。豊橋に着いて、左に出ると、ホームから上に出たはずが、フラットに道が続いている。 豊橋駅東
 1時間半ほど時間があるので、近くのマクドで朝食。よく食べるものだ。山へ入ると食べることもなくなるだろうから今のうちに。

山の中へ

 豊橋からしばらくは平野部を走る。豊川を過ぎると次第に山が近づいてくる。とは言うものの、外の風景をゆっくり見る余裕もなし。ギリギリに乗ってしまったので窓側の席が取れなかった。

 長篠に近づくと、山深くなってくる。まだ、この先が見どころなのだが、ここも渓谷美がすごい。本長篠を過ぎると、どんどん山の中に入り、トンネルを抜けた先は、佐久間の中部天竜。

 ダムや水力発電の施設があったりで、ダムの街の空気が強い。愛知県の山の中から静岡の天竜川沿いに出た感じだ。

水窪の街

 佐久間を過ぎると、再びトンネルに入る。トンネルを抜けると山を越えて天竜川の東隣の水窪川に出る。天竜川より狭いので、駅も狭い。そして、水窪に着いた。改札を出ると、その先は崖。その崖にかかる階段を下りていく。 街を見下ろす  車窓風景からはわからない。実際に降りて散策して初めてわかった。しかし、学校帰りの高校生が多く階段を下りていく。住み慣れてるとは言え、こんなはしごみたいな階段と橋を渡って通学しているとは……

 街に出るとこれと言った店もなく、道沿いにうどん屋がある。高校生たちも次々とそのうどん屋に入る。ちょっと食事って言う感じか。

 店がないので、見て歩くこともないので駅に戻ることにした。

 駅の待合室で、時刻を見ると帰りの電車はこれを逃すと2時間は次の電車がない。いやはや気をつけないと戻れなくなってしまう可能性大。帰りの電車は新快速の車両なので快適。あまりに快適すぎて、中部天竜を出たところから爆睡。気がついたら豊川を過ぎてそろそろ豊橋に着く頃だった。

名古屋で道に迷う

 目が疲れて、コンタクトレンズを外したまま名古屋で降りる。

 しかし、地下に潜るとどこがどこやら……目がしっかり見えてると、探すこともできるのだが、目が見えないと、今いる場所すらわからなくなる。

 PCのバッテリーがなくなりかけてたので、どこかで充電と目論んでいたけど、その電源探すことすらできなかった。名古屋から米原までは立ってなければ……と思いきや大垣で席が空いたので、座ってそのまま米原へ。


帰路はまったり

 米原からは新快速でまっすぐ帰ることと相成った。時間が遅いだけにまっすぐ帰った方が得策というものだ。しかし、時間かかったなぁ。飯田線もちょっと本数減って不便になったな。まぁ、以前は普通しかなかったからその分本数あったのだろうけど。

 次回は山陽路から九州に行くコースを予定。 次へ
山陽路 山陰路

 

関ヶ原
関ヶ原で分岐する登坂線


濃尾平野
東海の広い平野風景


本長篠
本長篠の風景


水窪駅
山あいの駅、水窪駅


渓谷美
橋の上から見える渓谷風景


みさくぼっち
道路沿いにあるうどん屋「みさくぼっち」


商店街から見る
商店街から見る駅